Recent Entries
Archives
Search


Links
Powered by
Movable Type 2.661

May 21, 2004

10日以上経ちました…

Winny開発者・金子勇氏逮捕から既に約10日間が経過し、もっとも早く反応したWeb上のコミュニティ以外に、TVニュース、ワイドショー、新聞、週刊誌など、いわゆるマスコミからの反応が一通り出揃いました。予想通りですが、Web以外のメディアの報道はどれもひどいものです。大手メディアで、WinnyというP2P型ファイル共有ソフトの機能と、それがネット社会に与える影響ついて、まともに説明・議論している例はまったくないし、現行著作権法の問題をまともに問いかけている」記事や番組の例もまったくありません。唯一、Webニュースからもリンクされていた京都新聞()が、ローレンス・レッシグ教授が提唱する「クリエイティブ・コモンズ」に触れているのだけが印象的でした。

大手メディアがまともに著作権問題を取り上げないのは、考えてみれば当然です、TV局も大手新聞社も大手出版社も「現行の著作権法で利益を得る側」だからです。結局マスコミに、「Winny問題に関する正しい報道」を期待することはできないわけです。比較的左寄りの論調で売るAERAあたりは、逮捕の不当性を多少なりとも問題視する中でWinnyのメリットとして「検閲からの自由」を挙げていましたが、これまた古いサヨク的な発想で、Winny問題の本質とは少しズレています。…というよりも、オジサン記者連中の多くがWinnyというソフトの本質を理解できないのでしょう。
しかし、実を言えば、金子勇氏逮捕という事実が持つ影響は、この程度の報道で済む問題ではなく、ある意味では年金問題なんかよりもはるかに大きいはずです。Winny問題の本質は、「文化的で住みよい社会が実現するかどうか」…です。前述したローレンス・レッシグ教授の主張「lessig_[free_culture]_japanese_1.1.swf」は既に各所で取り上げられていますが、遅ればせながら私もあらためてリンクしておきます。やはり私は、「窮屈な社会」が嫌いです。別に「サヨク」ではありませんが、「大企業の利益よりも個人の自由を重んじる社会」の方が快適に生活できます。
こうなるとWinny問題に関して「事の本質」を正しく伝える役割は、ネットコミュニティが担う以外にありません。

Posted by ymmr at May 21, 2004 03:36 PM | TrackBack
Comments
Post a comment









Remember personal info?