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April 15, 2004

自衛隊の撤退

9.11以降のアメリカの軍事行動・世界戦略を批判し、今回の米英軍(多国籍軍ではない)によるイラク攻撃にも当初から反対し、日本は自衛隊を派遣するべきではなかった…という原則的な立場から見ると、「今回日本人が人質になったために、逆に自衛隊を撤退させにくくなった」…という見方ができます。今、「人質をとっての脅迫に屈する形で自衛隊を撤退させる」ということは、まず無理です。今回の人質になった人たちはみな、基本的に「自衛隊派遣反対」であったようですから、その意味では皮肉な結果です。

現時点でアメリカの政策に追随し続けることは、おそらく「国益」には沿いません(国益とは何か…の議論は置いておきますが)。ベトナム化…とあっさり言ってしまうのも安易ですが、アメリカにとってはイラクもパレスチナ(特に強硬政策を続けるシャロン政権下のイスラエル)も、いまや「お荷物」になりつつあります。ブッシュが「お荷物」と認識しているかどうかは別にして、結果的には中東情勢がアメリカの体力を奪う方向に働くことは間違いないでしょう。

イラク情勢の目に見える悪化に伴って、日本がどうやってアメリカの行動と距離を置くか…については、既に日本政府の一部、特に外務省あたりで真剣に考えられているような気がします。昨日放送された国会中継における管・小泉の論戦を見ていて、あの小泉首相が、珍しく部分的に本音を話しているような気もしました。アメリカ国内ですら「イラク攻撃の大義」が疑われている中、アメリカにおける政権交代の可能性も高まり、小泉首相もかなり悩んでいるでしょう。

政府は、本音の部分では、自衛隊を撤退させたいのかもしれません。

Posted by ymmr at April 15, 2004 06:44 PM | TrackBack
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Posted by: yama at April 15, 2004 06:59 PM
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